In Suspension. As Structure.
李 燦辰 / LI CANCHEN
2025年8月7日(木) ー 8月31日(日)
休廊日 月火水、お盆休み(8.11 - 20)
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MJK Galleryでは、李燦辰(リ・サンシン)による2回目の個展を開催いたします。
本展においてアーティストの李は、近年の研究成果を踏まえ、視覚と物質、イメージと構造の境界を問い直しつつ、「ruinality」という独自の理論を実践的に展開している。李が注目するのは、いわゆる物理的な廃墟そのものではなく、そこから広がるイメージの重なりと想像を拡張させる体験である。時間や空間、意味が一時的に宙づりにされるような、現代に特有の知覚構造そのものである。
ここでいう「ruinality」とは、単に過去の崩壊した遺構を指すものではない。むしろそれは、映像・構造・記憶といった要素が一時的にずれたり、意味が意図的に留保されたり、未来があらかじめ喪失されたかのように感知されるような、現代的な経験の枠組みを示唆する。このような「ruinality」は、出来事の進行が停止したかのように感じられる時間や、複数の意味や役割が交錯しつつも明確な機能を持たない空間、そしてこれから起こるはずだったことがすでに失われたように見える状況を通じて、空間や記憶に新たな経験=イメージを生成していくのである。
本展に展示される作品群はいずれも「完成」や「鑑賞」といった確定的な行為を意図的にずらしつつ、観る者に未完了の時間、宙づりの意味、断片化された空間を体験させる。
作品を通じて知覚の構造と現代における時間・空間・意味の断絶を探究し、機能を失いながらも構造が残存し、意味が漂白され、制度が強調される視覚的状況を、作品を通じて考察していく。「いわゆる絵筆ではなく、世界そのものが筆となるような」と語る李の、新たな探究をご覧いただきたい。
李 燦辰 / LI CANCHEN
2025 多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程 在籍中
2023 多摩美術大学大学院美術研究科油画修士課程修了
個展
2025 個展『Apotheosis』 大版 MJK LADS GALLERY
2024 個展『Apocalypse:創造と破壊の現在地』 東京 MJK Gallery
2023 個展「彗星の魔術師」 東京 b Tokyo Gallery
2022 個展「Modern fossil」 東京 長亭Galleryグループ展
2023 ART Students STARS Vol.2 東京 +ART GALLERY
2023 「HOCUS POCUS CIRCUS」 東京HIGURE 17-15 cas gallery
グループ展
2023 Asian Ship 2023 グループ展 横浜 FEI ART MUSEUM YOKOHAMA
2023 五美大連合展 東京 東京都国立新美術館
2023 多摩美術大学学内展
2022 東京五美交流展 東京 3331 Arts Chiyoda Gallery
2021 チャリティビエンナーレ 小品展 横浜 FEI ART MUSEUM YOKOHAMA
受賞歴
2024 CAF賞入選
2023 公募展Idemitsu Art Award 2023 入選
2023 美の舎 学生選抜展入選
2023 公募展「第2回 FEI PURO ART AWARD」求龍堂賞
2022 公募展 SHIBUYA AWARDS 2022 入選
2022 公募展 第1回 FEI PURO ART AWARD 入選
2022 公募展 MONSTER Exhibition 入選
2021 公募展 TURNER AWARD 未来賞
2021 公募展 長亭GALLERY 入選
